女は腕から白さを撒き散らしながら眠っていた。午睡にはまだ早い。これではただの寝坊だ。
「神楽」
 銀時は神楽の小さい体を軽く蹴る。昨日の夜更かしがたたったのか、寝相の悪い小娘は起きる気配すらない。
 銀時は自分の頭をがりがりとかいた。この惨状にめまいがする。
「俺も焼きが回ったかね」
 転がる酒瓶をつまむとそれをまた静かに置く。きっと出勤して来た新八あたりが神楽もろとも片付けるはずだ。
 健やかな寝息に毒気も抜かれる。
 白い腕。胸元の膨らみ。ピンク。夜行性。夜闇。ネオン。女の眼。
 帰る場所のない女の眼は捨てられた猫に似ている。
 どうせなら今が夜で、日の光なんて野暮なものがこの世になければいいのに。

 














夜闇 ネオン 女の眼
beyond the Night,glaring Neon sign,and her Eyes


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